「個性を大切に・・」こんな言葉に個性はない。

よく【個性の時代】みたいなフレーズを見る。

電車のつり革でも、雑誌のキャッチでも、メディアの訴求でも目にする。

物凄く違和感がある。

そこで示している【個性】って何だ?

人よりも勝っている事が個性?
人に交じり合わない事が個性?

「個性を活かせ」「個性が活きない」

ただ単に「聞き心地が良いこの言葉」に騙されていないだろうか?

「人の事は興味はない。でも、自分の事は知って欲しい。」
「人と過ごす時間は無駄。でも、自分の事は知って欲しい。」

私も万人受けするタイプでは明らかにない。

しかも、本当に人と会わない。会いたい人としか会わない。

でも、会った人には本気で話すし、本気で相手に興味がある。
それを繰り返して来た自負がある。

だからこそ、少ない人数でも家族の様な兄弟の様な関係性で仕事をする相手がいる。

誰かと本気で語る気がない人達は何を軸に個性を主張しているの?
この人を全力で知りたい!この人に知ってもらいたい!と誰にも思えない人にそもそも個性が必要なの?

つまり、【個性】には『出す相手』と『出すべきステージ』がある。

それを【個性個性の安売りで誰彼構わず、どんな場面でも自分だけ主張しては相手も困る。】

相手に自分の個性を受け止めてもらえる様に自らが率先して心を掴む働きかけをしているだろうか?
相手に自分の個性を受け止めてもらいたい様に自らも相手の個性を引き出し、受け止めているだろうか?

とにかく大切なのは【役に立つ事】

これに尽きると思う。

私自身も役に立っていない関係性をいっぱい過去には重ねて来た。
でも、その関係性はいつまでも続かなかった。

【役に立つ】=お金になる。支持になる。
【役に立つ】=感謝になる。次につながる。
【役に立つ】=自信になる。意欲になる。

正直、全員の役に立つのはなかなか難しい。

だからこそ、全員に自分の個性を尊重して欲しい。
そんな考えは捨てた方がいい。

【役に立つ】=そのステージに行けば【個性】の味が出て、その味を好きになってくれる人もいる。

世の中の「それっぽい言葉」「それっぽい雰囲気」に流されるのはやめよう。

今日も誰かは【個性】なんて物を意識もしてないのに
「めちゃくちゃ個性的だよね。」「あいつはあの個性が魅力的だよね。」と言われている。

むちゃくちゃにやれ!
むちゃくちゃ役に立て!

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