【価値の集約化】は進む

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「◯◯ない◯◯がある人」

「◯◯ない◯◯がある人」

こちらへ物凄い反響を頂きました。

ちなみに◯◯には両方とも漢字2文字が入ります。
奇想天外な切り口の回答やクレームに近い「分からないわ!」みたいな連絡に笑いました。

みんな考えてくれるなんてやはり素敵ですね。

正解知りたい方は「飲みましょう!」と書きましたがなかなか飲むのも難しい感じの状況ですね。

ちなみに私はほとんど引きこもっていて、
同じ方ばかりとしか会いません。

多分新規の人にお会いするのは2ヶ月に1人あるかないかの生活スタイルです…

そんな状況の中でみんなそれぞれ色々と考えていると思います。

私が強く感じているのは【価値の集約化】です。
この【価値】が実は変わりつつある状況。

それぞれが何を大切にするか。
何への優先順位を上げるか。
が知らない間に高まっています。

私の大好きな飲食業、観光業、宿泊業は
業界としての大ダメージです。

ただ、やはり強いのはファンがいたお店、企業です。

「美味しい物を食べたい。」
「誰かを喜ばせたい。」
「自分へのご褒美。」

そう考えた時、みんなそれぞれ知らず知らずのうちに好きなお店、好きな旅館を思い出すからです。

つまり、
駅前で何となく入ったお店。
人気だからと行ってみたお店。
価格で選んだお店。
出張で利便性で決めた宿。
などは【価値の集約化】の中では優先順位は高まりません。

立地、ネームバリュー、低価格、利便性

ではない価値が必要な状況です。

この状況化でお客様が行きたくても行けないお店、宿はたくさんあります。

大切なのはお店、宿側から
「なんとか気持ち前向きにやってます!」
「また落ち着いたら来て下さいね!」
そうアプローチ出来たらお客様は嬉しいのです。

大変な側であるお店、企業側から「自分達を大切にして下さる人」が思い浮かぶかどうか。

現在、しなければならないのはその人達を気にかけ、前向きな姿勢をお伝え出来るかどうか。

今後さらに世の中の【価値の集約化】は進む。

それぞれが持つ価値に寄り添い、
それぞれの持つ価値を温めていく。
そして、寄り添い、大切にしてくれる人と真摯に正直に向き合っていく。

それが出来る人、お店、企業は迷う事はない。

「◯◯ない◯◯がある人」

大きな出来事が何かが変わり始めている。

目まぐるしい変化の中でどう進化出来るかが問われている。

こういう時は「誰かの発言」に注目が集まる。

堀江さん、西野さん、芸能人、メンタリスト、占い師…

みんなが「誰か言った事」を気にする。

そんな中で私も気になって「誰かが言った事」を思いっきり過去に遡って検索してみた。

そう!
あの◯にゃんこ、◯KBを生んだ◯元康が答える

【残るアイドルの共通点】

どんなアイドルが成功を掴み、それを持続させるのか。
何故かこのタイミングでそれが気になってとことん調べてみた。

その答えに辿り着く前に私の仮説を整理した。

「素直派?」or「我が道派?」
「敏感派?」or「鈍感派?」

私の仮説は共に後者。

そして、彼が言う【残るアイドルの共通点】は…

「なるほどね。」という答えだった。

比較されない。
比較しない。
ブレない。
気にしない。
内から来る説明出来ない感情。

これをトータルで言い表した

「◯◯ない◯◯がある人」

他にも彼は「“カルピスの原液”を作れ」とよく言うと答えていた。

その理由は原液があればアイスにもキャンディーにも加工したい人が次々に現れるから。と言う。

確かに分かり易い。

つまりは単純に言えばよく聞く
自分自身がどんな意識でどう行動するか。

それが自分の味、キャラ、嗜好性が濃いか、薄いか。

他人から言われたり、聞いたり、影響されている要素ばかりならば薄くなるのは当たり前。

ただし、濃いからいい訳でもない。

その味が自分好みで毎日でも食べたくて自信があるかどうか。

◯元さんが大昔にサラッと答えていた
「◯◯ない◯◯がある人」

これが知りたい人は飲みでも行きましょう。

思考を巡らせて、嗜好性のある話をしましょう。

現在は多くの国や企業や人にとって大変な時期なのは間違いない。

でも、だからこそ考えてみよう。

【残る企業の共通点】
【残る人柄の共通点】

そこを自分なりに考えて、自分自身に問いかけてみよう

現在の先にあるワクワクや楽しみは自らが生み出すしかない。

「誰か言った事」に左右されるよりも、
「自分が言える事」にもう一度集中してみよう。

そして、「自分がすべき事」に前向きに取り組み意志を出そう。

そこに答えはある。

「◯◯ない◯◯がある人」

きっとそんな人の事を言うのだと私は思う。

独自指数の持つ価値

現在、大きな社会問題が世界中に広がっている。

飲食業、宿泊業、観光業、卸業、人材派遣業

社会経済を回していたほとんどの業界が客数が減り、集客方法に困惑し、打つ手が取れなくなっている。

マーケティングの天才が生み出した

『差別化の8要素』
1.立地
2.規模
3.ブランド力(認知度)
4.商品力
5.販促力
6.接客力
7.価格力
8.固定客化力

1~3を戦略的差別化=すぐに変えられない
4~8を戦術的差別化=企業努力で変えられる

これ正にマーケティングの真髄であり、
どの業種、業態にも適合している。

しかし、

今回の様な「想定外」の出来事が起きた場合、
きちんと本質的に対処出来る経営者、コンサルタントはほとんどいない。

「今は仕方ない。」「出来る事をやるしかない。」

つまり、マーケティング手法はほとんど使えない。
なぜなら社会の流れに乗るしかない人、企業が多く、対処策ばかり考えてしまい、展開策がない場合が多いからだ。

では、現在は何を考えるべきなのか?

それは「自社独自の指数を把握する事」にある。

弊社は有難い事にほとんど今回の影響を受けていない。
それ以上に欧州とのやりとりの中で依頼が増えている。
それは自社特有の指数化を意識し、常に独自指数に影響する仕掛けを続けていた要因もある。

例えばどんな事を指数化して把握しておくと良いのか

自社直卸率
無稼動売上高
自社業態付帯サービス売上
(切り出せるサービスや商品)
単価別定着顧客数
永続的注文金額
(顧客に切られないサービスや商品)
自己投資可能金額
情報収集費
アウトソーシングによる無稼動可能時間
ストレスフリー顧客数
仕事関係投稿反応率
プライベート投稿反応率
固定理解者、ファン率

この様に正直、何でもよく、何でも数値化しておく。

そうすると今回の様なイレギュラーな事態の時にどの指数を活用して、どの指数と掛け合わせるかが把握出来、
独自のアプローチや観点が見つかる。

それをマーケティング手法を掛け合わせる。

独自の指数や価値観を持たない企業がいくら時流に合わせて、コンサルタントに言われ商品開発、販売促進をしても結果は出ても永続性は低く、腹落ちする年数も短い。

また、突然訪れた社会現象の前には判断基準がなく、太刀打ち出来ない。

つまり、
「他人、他社から意味ないと見える事」
「自分、自社が腹落ちしている継続すべき事」

ここにチャンスを見出したいのであれば自らが「独自指数化」し、継続し続けているしかない。

それが自分、自社の価値の存続へと関わる。

素晴らしい経営者、企業は世の中に沢山存在する。
それは立地、規模、ブランド力(認知度)では計り知れない。

でも、結局マーケティングの力で知らず知らずに顧客もそちらに流されて行く。

この新しい技術、才能が出現し続けている現在の中で自分の判断基準をどこに持つか。を私達は問われている。

流されて「いい」と感じるか。
独自の観点で「好き」と想うか。

全ては自分の「独自指数」で変わる。

今こそ、自分、自社を深く見つめ直し、
「やるべき事」「必要とされている事」に喜びを持って取り組みたい。