ライスワークとライフワーク

今回の事で沢山の人や企業が「進化」を求められています。

何かが戻り始めたというよりは何かが変わり始めたと感じている人が多いかもしれません。

今から沢山の企業のEC化(通販参入)、宅配化、テイクアウト、簡素化、卸業化、専門化が進みます。
今までと違う流れでビジネスを生み出し、収入形態を変化させる為です。

その中で新しいモデルケースとなる対象が生まれ、「革新的!」と注目を浴び、もてはやされ、それを模範とし似せた物へと導く多くのアドバイザーが生まれます。

ここで気付くのです。
「進化」「変わり始め」「過渡期」と言われながらほとんどの人、企業の実情は従来の流れを繰り返しているだけ。

「新たに流れ始めた流れに乗らされただけ」

では何が必要なのか?

それは「ライスワーク(食べる為の仕事)」と「ライフワーク(生き方を表現した仕事)」を自分なりに明確にする事です。

少し耳慣れのしない 嫌な言い方かもしれません。

もちろん最高な形はすべてが「ライフワーク」な生き方です。

しかし、資本経済が主軸な現代ではやはり「仕事」と「仕事以外」と概念上分けている人が大多数を占めます。

私は新卒の頃に「仕事」と「その他(プライベート)」に分けて来る様にセットされました。

しかし、独立した現在はその概念上の分け方は存在していません。

好きなスタイルで好きな仕事を出来ている。
これが本当にとてもラッキーでした。

「ライスワーク(食べる為の仕事)」が主体な人や企業は「ライスワーク(食べる為の仕事)」をする人や企業に引っ張られ、巻き込まれます。

一方で【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】を主導とした人、企業はお互いのスタイルを明確にしながら成果や喜びを感じます。

そしていつの間にか【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】をして来た人や企業が「ライスワーク(食べる為の仕事)」をして来た人や企業を導く時代が来ています。

「代々継承して来た伝統」
「昔ながらの製法」
「従来の商い方法」

などを意識しながらも

「デザイン」
「バズり」
「販売促進方法」

のみを固執してしまった人や企業はやはりどんな試行錯誤をして、どんなアドバイザーを招聘して、何十回と会議を繰り返しても、「ライスワーク(食べる為の仕事)」へと進みます。

いつまで経っても【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】との合点がつかないのです。

つまりは、

好きなようにしながら、
好きな人に囲まれて、
好きな事だけで誰かの役に立っていて、
次々とアイデアが生まれ、
また誰かの役に立ち、
また誰かを好きにしてしまう人。

それが最強。という話しです。

誰かから見た、他社から見た暫定的な順位に縛られる必要は実はないのです。

その為には【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】を見つける必要があります。

【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】を主導とした人、企業が「ライスワーク(食べる為の仕事)」をして来た人や企業を導く時代。

その革命を前に自分、自社には何が出来るでしょうか?

自らの【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】とは何をして、誰の役に立つ事でしょうか?

多くの生産者、モノづくり企業、サービス業が「ライスワーク(食べる為の仕事)」から抜け出し、【ライフワーク(生き方を表現した仕事)】によりファンと繋がる時代が始まったばかりです。

今から何を感じ、誰と本気で向き合い、覚悟を持って、良いエネルギーを放って、何を始めるかが重要です。