独自指数の持つ価値

現在、大きな社会問題が世界中に広がっている。

飲食業、宿泊業、観光業、卸業、人材派遣業

社会経済を回していたほとんどの業界が客数が減り、集客方法に困惑し、打つ手が取れなくなっている。

マーケティングの天才が生み出した

『差別化の8要素』
1.立地
2.規模
3.ブランド力(認知度)
4.商品力
5.販促力
6.接客力
7.価格力
8.固定客化力

1~3を戦略的差別化=すぐに変えられない
4~8を戦術的差別化=企業努力で変えられる

これ正にマーケティングの真髄であり、
どの業種、業態にも適合している。

しかし、

今回の様な「想定外」の出来事が起きた場合、
きちんと本質的に対処出来る経営者、コンサルタントはほとんどいない。

「今は仕方ない。」「出来る事をやるしかない。」

つまり、マーケティング手法はほとんど使えない。
なぜなら社会の流れに乗るしかない人、企業が多く、対処策ばかり考えてしまい、展開策がない場合が多いからだ。

では、現在は何を考えるべきなのか?

それは「自社独自の指数を把握する事」にある。

弊社は有難い事にほとんど今回の影響を受けていない。
それ以上に欧州とのやりとりの中で依頼が増えている。
それは自社特有の指数化を意識し、常に独自指数に影響する仕掛けを続けていた要因もある。

例えばどんな事を指数化して把握しておくと良いのか

自社直卸率
無稼動売上高
自社業態付帯サービス売上
(切り出せるサービスや商品)
単価別定着顧客数
永続的注文金額
(顧客に切られないサービスや商品)
自己投資可能金額
情報収集費
アウトソーシングによる無稼動可能時間
ストレスフリー顧客数
仕事関係投稿反応率
プライベート投稿反応率
固定理解者、ファン率

この様に正直、何でもよく、何でも数値化しておく。

そうすると今回の様なイレギュラーな事態の時にどの指数を活用して、どの指数と掛け合わせるかが把握出来、
独自のアプローチや観点が見つかる。

それをマーケティング手法を掛け合わせる。

独自の指数や価値観を持たない企業がいくら時流に合わせて、コンサルタントに言われ商品開発、販売促進をしても結果は出ても永続性は低く、腹落ちする年数も短い。

また、突然訪れた社会現象の前には判断基準がなく、太刀打ち出来ない。

つまり、
「他人、他社から意味ないと見える事」
「自分、自社が腹落ちしている継続すべき事」

ここにチャンスを見出したいのであれば自らが「独自指数化」し、継続し続けているしかない。

それが自分、自社の価値の存続へと関わる。

素晴らしい経営者、企業は世の中に沢山存在する。
それは立地、規模、ブランド力(認知度)では計り知れない。

でも、結局マーケティングの力で知らず知らずに顧客もそちらに流されて行く。

この新しい技術、才能が出現し続けている現在の中で自分の判断基準をどこに持つか。を私達は問われている。

流されて「いい」と感じるか。
独自の観点で「好き」と想うか。

全ては自分の「独自指数」で変わる。

今こそ、自分、自社を深く見つめ直し、
「やるべき事」「必要とされている事」に喜びを持って取り組みたい。

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