気付けばずっとして来た事。

毎日多くの方との出逢いがあります。

その対峙した方が
「この方はどんな世界観を必要としているのか?」
「この方に対して自分が出来る事は何があるだろう?」

これを考える事が楽しみであり、私の生き方です。

その中で先日、講演でこんなお言葉を頂いた。

「池田さんのお話は自分と比較すると雲の上の話のように感じる。
私はどん底から這い上がった方の話が聞きたいです。」

普段はメールをすぐ返信する私が正直、2日間くらい悩んだ。

そして、考えた。

「はたして私の人生は順風満帆だったのだろうか?」

周りからはどう思われているかは分からない。
でも、苦悩苦闘も数多くあった。

上手くいかない事。
上手く出来ない自分。
理解してもらえない事。
理解を得るに値しない自分。

そんな状況もあった。

その時、
自分なりに成功者の本を読み、成功者にも会いに行った。
どん底から這い上がった本を読み、苦労人にも会いに行った。

少し救われた気がしたり、少し強くなれた気がした。
・・・
でも、結局は何の役にも立たなかった。何の刺激もなかった。

なぜなら「人の話だから」

私がどんないい話をしようと私の話。
自慢する気も弱さを演出する気もない。

「私と向き合って来た私の話」

私が唯一伝えられる事があるとすれば

「どうやって自分自身と向き合って来たか。」
「どんな些細な事をきっかけに常に自分自身と対峙を繰り返したか。」

ここしかない。

【自分自身と対話を繰り返して来た。】

その結果が現在であり、現在もその最中である。

だから、どこがどん底かも分からないし、そんな事に興味もない。

私の私との対話は今日も続き、
どこに行くのかもどう行くのかもよく分からない。

でも、常に楽しさがそこにはあり、生き方がある。

周りを通じて自分と対話するきっかけが人生には沢山ある。

たくさん自分と話して、たくさん人と話そう。
そこからまた始まる。

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